リフォーム施工例

愛知県豊田市　Ｉ様邸　内窓工事（復興支援住宅エコポイント対象）

お客様のご要望

居間と食堂合わせて21帖もある空間に、単板ガラスを用いた大きな木製建具をお使いでしたが、冬の寒さが体に堪えるとのお話を伺い、なんとか手軽に暖かい部屋に改善したいとのご要望を頂きました。

また、昔ながらの入母屋造りの旧家のため、耐震性の低さを心配されており、この機会に耐震性を向上させたいとのご要望も承りました。

施工のポイント

先代よりお付き合いのある築４７年のお宅です。その時々で、必要な工事を無駄なくさせて頂いています。今回は、暑さ・寒さ対策のため、安価に施工できる内窓を設置し、断熱効果を高めました。

耐震性向上のため、壁の不足している部分に耐力壁を設けました。壁の不足している箇所など、最低限必要な部分に絞って耐震補強工事を施すことで、費用的にも安価に施工ができ、耐震評点以上の耐震性を確保することが出来ました。

お施主様の住まいに対する愛着を考慮し、お気に入りの木製建具等は出来るだけ生かしながら、今抱えておられる問題を解決できるようなリフォームをご提案させて頂きました。

お客様の喜びの声

内窓を設置したことで、部屋の暑さ・寒さを感じにくくなったと驚いていらっしゃいました。耐震補強工事をしたことで、安心して暮らせるとほっとしておられます。

施工例写真

味わいのある、木製建具の腰窓です。
前面の２間ずつの４本建木製建具です。思い入れがあり、大変気に入っておられます。
縁側のランマガラスです。軒が深く、採光の効果がやや低かったため、北側に壁を設け、耐震性を高めることを優先しました。
木製建具の内側に内窓を設置しました。内窓枠の奥行きが必要なので大工工事でﾋﾉｷの枠を組みました。
４本建の腰窓に内窓を設置しました。これだけの大開口に内窓を設置すると断熱効果はかなりのもの！
今までお使いの木製建具はﾈｼﾞ錠でした。室内側の内窓に干渉しないよう、クレセントを設置。これで、既設窓・内窓双方ともカギが閉められます。
前面の掃き出しについては、気に入っていらした木製建具を生かし、雨戸と網戸を交換しました。普段から雨戸の開け閉めをされていたので軽くなったと大変喜んで頂けました。
窓開口部を小さくして耐力壁を２枚設けました。壁を設けることで、耐震性が向上します。
裏側の掃き出しは、木製建具の風合いよりも断熱性を優先し、樹脂複合サッシに交換。内窓を施工すると通路幅が狭くなり、庭への出入りがしにくくなることを考慮し、樹脂複合サッシに交換させて頂きました。
ネジ錠だと施錠するのに一苦労します。クレセント錠を取り付けることで、施錠が容易になりました。古いお宅は建具の『ずれ』もありますが、クレセントで若干修正が可能です。
修復した壁は、ジュラク（塗り壁）の白色の左官仕上げです。味わいの深まったあめ色の木材との相性も抜群です。縁側が明るくて広く感じると喜んでくださいました。